〈もやい〉では生活を支える支援制度を見つける ・使うためのオンラインサービス、
COMPASSを2021年5月から提供しています。本ページでは2023年度の実績を報告します。
PASS(生活保護申請書作成サービス)
PASSはオンラインで生活保護制度の申請書を作成できるサービスです。
2023年度は延べ3,386人がアクセスし、574人が実際に申請書をPDF出力もしくはネットプリントしています(表1)。
2022年度のアクセス数が1,227人、出力数が191だったので、利用者がこの1年間で大きく伸びています。〈もやい〉の申請同行が年間100〜150件ほどなので、それを大きく上回る人が申請書を作成していることになります。
支援検索ナビ
支援検索ナビは自分の状況に合った支援制度を見つけることができるサービスです。
2023年度は延べ5,465人がアクセスし、制度一覧のページを閲覧した人は1,721人となっています(表2)。
2022年度はそれぞれ2,583人と402人だったため、こちらも大きく伸びています。
とりわけ、アクセスした人数のうち、実際に制度一覧のページを閲覧した人の割合が
約2倍となっており、操作画面や操作方法の改善などが功を奏しているのではないかと考えられます。
チャット相談
〈もやい〉のHP上では毎週金曜日の13時〜16時、第2、第4週の月曜日の18時〜21時にチャットでの相談を受けています。
それ以外の時間帯ではボットによる自動応答がなされています。
2023年度は延べ3,144人がチャットサービスを利用し、
そのうち相談員が直接対応したものは287件となっています(表3)。
チャットは他のサービスに比べて大きく利用者数が伸びているわけではありませんが、
〈もやい〉への相談手段の1つとして安定した地位を確立していると言えそうです。
今後の動き
2023年度はCOMPASSのサービスを紹介しているCOMPASSカードを
各地の男女共同参画推進センターなどの一部の公的機関に配布しました。
2024年度も引き続きCOMPASSカードの配布を進めるとともに、
利用者にとってより使いやすくなるよう、サービスの改善を図っていきます。
COMPASSカードを配布できる場所に心当たりがある方はぜひご連絡ください。(結城)