皆さん、はじめまして！ 田村千佳と申します。2023年9月1日より入居支援事業担当として、入職しました。

　新しく覚えることに新鮮味を感じつつ、皆さんに助けられながら仕事をしています。

転職のきっかけ

　前職は、社会課題を解決するために事業を立ち上げる、社会起業家を支援するNPOに勤めていました。

　そこでの仕事は、忙しいけど楽しく、学びの多い日でした。しかし、社会課題の現場に日々向き合っている起業家を支援する仕事なのに、私自身が社会課題の現場に触れていないことへの違和感がありました。次は現場のNPOに行く必要があると頭では理解はしつつも、NPOで働くことへの理解も周りから得られないことへのモヤモヤもあったので、なかなか覚悟が持てずに、最初は一般企業への転職を第一に考えていました。

でもやっぱりNPO界隈で働きたい！

　企業の面接を受けていましたが、なんだかしっくりきませんでした。「私が本当にしたいことは何か？」と自身に問い、様々な人にも相談にのってもらいました。ある方から、「これまでの仕事で何が一番喜びだったの？」と聞かれたときに、これまで一緒に仕事をした社会起業家の皆さんの顔が思い浮かびました。そのときに、「私はこの人たちが大好きなんだ」と改めて気づきました。「私はやっぱりNPOの仕事が好きなのかもしれない。現場の活動に関心があるのであれば、素直にその領域に飛び込もう！」と決めました。決めてからは、気持ちがとてもスッキリし、ほっとしました。周りから何と言われても、今はまったく気にならず、ニコニコできるようになりました。

なぜ〈もやい〉か？

　前職で様々な領域の起業家の皆さんと出会う中で、強い課題感を持っていたのは「貧困問題」でした。

　困難な状況に直面したときに、「どうしようもない」と思わせる社会で生きることは、とても苦しいですし、あってはならないと思います。そのような課題感がある中、前職で〈もやい〉の理事長の大西さんとお仕事をする機会があり、〈もやい〉は数年前から知っていました。大西さんの垣根のなさや、風通しの良さを見て、きっといい組織を作っているのだろうなと、とても強く感じていました。ちょうど私が退職したタイミングで、入居支援事業のスタッフ募集があり、応募させていただきました。

　

実際に働き始めて

　まず驚いたのが、スタッフの皆さん、ボランティアの皆さんの温かさと面倒見のよさです。お菓子や食べ物をおすそ分けしていただいたり、本を貸してくれたり等、とてもアットホームな雰囲気があります。また、全員の中で「楽しく働こう」ということを大事にしている文化にも助けられています。私はどちらかというと、「ちゃんとしなきゃ」と緊張しやすく、身構えてしまうタイプですが、みなさんのおかげで等身大で働くことができ、感謝の日々です。

　入居支援の事業に関することは、仕事内容はもちろん、契約書の見方、専門用語などを勉強中です。入居のサポートを日々していくことはもちろん、そこから見えている課題を踏まえて、社会の構造を変える政策提言なども、やっていきたいと思っています。

　活動内でみかけたら、声をかけてもらえるとうれしいです。

　皆さま、どうぞよろしくおねがいいたします！