活動に協賛したきっかけ
新宿区でのもやい様の食料配布活動を知ったのは、2022年6月ごろでした。以前よりボランティアに参加されていた方と、弊社執行役員の工藤に親交があり、我々モスバーガーとしても、少しでも何かご協力できることはないかと社内で話し合った結果、定期的にモスバーガーの商品を提供させていただけることになりました。
弊社の経営理念は「人間貢献・社会貢献」「食を通じて人を幸せにすること」であり、もやい様の活動には大きく共感し、ご助力させていただく運びとなりました。
実際にボランティア活動に参加して
初めて商品をお持ちした際のことを今でも鮮明に覚えています。食料配布を待たれている方々の多さ、列の長さを見て驚愕しました。初回はチーズバーガーを製造し、もやい様のご厚意で直接お渡しできることになりました。実際にお渡しした際、特に多くお声をいただいたのはお渡しした商品が「温かい」ということでした。コロナが猛威を振るう中で炊き出しが減っており、出来立ての食事を食べる機会が少なくなっていることを伺いました。食料配布に並ばれている方はご高齢の方から、中には小さなお子様をお連れになった方もおり、お困りになっている方の年齢層の幅の大きさにも驚きました。
普段の生活では見えないところで、こんなにもお困りになられている方々がいることを知り、活動にご協力できたことをうれしく思う一方で、大きな社会問題を目の当たりにし、複雑な思いでした。
その後も何度かチーズバーガーやモスチキン、ケーキ等の弊社の商品をご提供させていただき、直接お渡しさせていただきましたが、回を重ねるごとに長くなっていく食料配布の列を見て、この活動の重要性を感じ、継続していかなければならないと感じました。
活動を通じて感じたこと
私自身、今回の活動に参加させていただくまでは、こんなにも多くの方がお食事にお困りであることを知りませんでした。活動を通じて知ることの重要性、そして何より知って行動することの重要性を強く感じました。現在は毎週土曜日の活動だそうですが、食料配布に並ばれている方々は、お困りの方の一部で、潜在的にはより多くの方が生活に困窮されているのではないかと思います。知ること、伝えること、行動することをより多くの企業や個人が実践し、支援の輪を広げていくことで、民間でのセーフティネットを拡大していくことができると思います。