7月からスタッフになりました、黒木菜月です。現在(2023年7月時点)大学4年生で卒論を書きながら〈もやい〉の主に生活相談を担当します。私は去年の10月にインターンで〈もやい〉に関わってからボランティア活動を継続していました。その中で、〈もやい〉のスタッフ募集があり、応募したところ今回採用されました。インターンについては2023年春号で私の文章が載っています。興味のある方はご一読ください。
実際に働いてみて
この原稿を書いている時点で仕事をはじめてから約1か月経ちました。先述の通り、〈もやい〉に関わり始めたのが去年の秋のため夏場を体験するのが初めてです。土曜日の外での活動は思いのほか体力を使います。他の曜日との兼ね合いもあるので、1週間の時間管理や体調管理はこれまで以上に気を付けるようになりました。
他には、補充作業やボランティアのコーディネートなど様々あります。まだ、作業は限定的ですがこれからできることを徐々に増やしていく予定です。うまくいかないこともありますが、そこから学べることも多いです。
実際に働いてみて、もちろん責任が増えてより一層引き締まる思いですが、この活動への視点が増えて新鮮に感じることが多いです。また、ここ最近自分のやることで一杯一杯になっていたので、もっといろいろな方とお話しできる機会を自分から作っていければと思います。
仕事中の楽しみ
仕事をしていると、ついつい小腹が空いてしまいます。そんな時、お菓子が欲しくなりますよね! そこで、お菓子を入れる箱を作りました。私の机にあるので、食べたい方は誰でもどうぞ。私も大袋のお菓子を持ち寄ったり、他の皆さんもお菓子を入れてくれたりと種類は様々です。仕事帰りに何のお菓子がいいかなと選ぶのも楽しいです。自分から渡すのは押し付けてしまうかなと。かといって大袋のお菓子を自分だけで食べるのもなぁと思った結果、自由に取れる形にしました。
書を持ちながら、町へ出よう
卒論を現在作成中なのですが、やはりそこにボランティアの時の経験や仕事での学びは大きな影響を与えます。研究において問いの発見はかなり重要なもので、そこにオリジナリティが出ます。現場にでることは問いを探すうえで一つの手段になります。
また、卒論だけではなく日々問いを持つことは重要だと考えています。図書館で本を借り、読み進めては何かを知ったような気になります。実際自分で体験できる事象はごくわずか。だからこその本です。でも、町(現場)へ出て、本に書かれていることが本当か、本に書かれていないことはないか? と常に問い続けることが必要なのではないでしょうか(もちろん、現場を経験しないからこその視点もあると思うので一長一短ですが)。少なくとも、私の経験上、大学での学びや本などで得た知識と実際の体験にはギャップがあるものです。そのギャップを問いに昇華させていければいいと思い、日々町へ出ていっています。このような思いが私の行動原理の核にあり、〈もやい〉の活動にも結び付いています。
私は、〈もやい〉に関わる以前は地方自治はじめ、幅広く公共政策について学んできました。今まで学んできたこととはまた違うことをやっていて、人生は何が起こるかわからないなと実感しています。人間万事塞翁が馬というように、日々様々なことが起こりますが、目の前の事に対して冷静に対処していくつもりです。
まだまだ発展途上中ということで、たくさん経験を得ながら、皆さんと一緒に活動できればと思います。今後ともよろしくお願いいたします!(黒木)