生活に困窮する方の増加が止まりません
コロナ禍の影響を受けて生活に困窮する人が増えています。この原稿を書いている11月半ばには、感染者数が減少し、経済活動が戻ってきたというようなニュースも目にします。しかし、土曜日の相談会に食料を受け取りに来られる方の数は一向に減少していません。それどころか、この2年弱のあいだに、使える制度を(生活保護以外は)すべて使い果たして、いよいよどうにもならなくなったという方も相談に見えるようになり、〈もやい〉の活動が必要とされる状況が続いています。
みなさまのご支援に支えられながら
〈もやい〉の活動は、みなさまからのご支援により成り立っています。ありがたいことに、2020年から現在にいたるまで、例年よりもかなり多くのご寄附をいただいています。おかげで、シェルターの開設や、相談支援ツールの拡充(p.5参照)など、この社会状況に合わせた新たなチャレンジに踏み出すことができています。
毎週土曜日に都庁の下で行っている相談会では、毎回食料品をお配りしてきました。2020年4月には100人程度だった食料品配布の列はどんどん延び、現在では400人近い方が列に並ばれます。400個の単位で食料品を調達することが困難になってきているのですが、そんななかで「Amazonほしいものリスト」を通じて寄附していただいた物資(食料品、カイロなど)がとても役立っています。
相談会配布用の物資については、事務所で保管をしてきましたが、配食数が増えるにしたがって、事務所のかなりのスペースをふさいでしまうことになり、相談に来られた方に「こんなところで相談するの?」と(口には出さないけれど)驚かれてしまうような状況がしばらく続いていました。この課題に対し、〈もやい〉で倉庫を借りるという決断をいたしました。これもみなさまからのご寄附があったからこそできた決断でした。
年末の寄附キャンペーンについて
毎年のお願いで大変心苦しくはありますが、今年の年末も寄附キャンペーンを行っております。みなさまからの温かいご支援をお待ちしております。
領収書の送付について
2021年1月〜12月に〈もやい〉に着金のあったご寄附につきましては、2022年1月末に領収書をお送りします。なお、お支払い方法によっては、お振込みされた日から〈もやい〉への着金までタイムラグが生じることがあり、12月に寄附をしたはずでも着金日が翌年1月となることがあります。詳しくは、お電話やメールにてお問い合わせください。(加藤)