〈もやい〉の活動資金の8割は、みなさまからのご寄附で成り立っています。
このご寄附があるからこそ、そのときどきに最も必要なことに
迅速に対応することができています。コロナ禍が長引き、職や住まいを失い
所持金も底をついたという方がどんどん増えていくなか、
宿泊代や食料を提供し続けることができたのも、相談に対応したり、
福祉事務所に同行して生活保護申請をお手伝いしたりできたのも、
みなさまからのご寄附のおかげです。
年末のご寄附について
12月は、1年で一番ご寄附の多い月です。
2020年12月着金分の寄付金額の合計は約2,300万円でした。
おかげさまで、昨年同月比で3倍以上の大きな金額となりました。
また、年末年始のクラウドファンディングには、
965人の方から約900万円のご支援をいただきました(〈もやい〉への入金は3月の予定)。
スタッフ一同心より感謝いたします。
2020年度は、新型コロナウイルスで困窮する人が急増し、
メディアで〈もやい〉の活動がとりあげられる機会も多かったこともあり、
年間を通じて例年よりご寄附が多い傾向が続いています。
今年度のご寄附の詳細については、おもやい通信夏号でご報告をさせていただく予定です。
領収書を発送いたしました
1月26日、寄附者のみなさまに領収書(寄附金受領証明書)をいっせいに発送いたしました。
お送りしたのは、2020年1月〜12月の間に〈もやい〉に着金があったご寄附についてで、
今年は例年の2倍以上となる3,506通を送付いたしました。この領収書の数は、
2020年に多くの方の関心が貧困問題に向いたということを示していると思います。
領収書の発送作業は、たくさんのボランティアにお手伝いいただきました。
また、送料の約30万円はすべてご寄附でいただいた切手で賄うことができました。
たくさんの応援メッセージをいただきました
ご寄附にあたり、振込用紙の通信欄や寄附申込フォームに、
たくさんの温かいメッセージをいただきました。
ここでは紙幅の関係ですべてを掲載できませんが、一部紹介させていただきます。
◉昨日の国会を見ました。困っている人がますます増えています。
この寄附が少しでも役立ちますように。
◉本来国がやるべき支援を代わってやられている皆さんの活動を応援します。
◉本当に厳しい年の瀬となりました。いろいろ諦めたくなってしまいそうですが、
それでも諦めずに声をあげていくことが大切なんだなぁと感じます。
皆様のご健康とご多幸を心よりお祈りいたします。
◉新型コロナウイルスでたくさんの方々が職を失っていると思います。
すべての人に帰る家と温かい食事、人の温かさがありますように。
みんな幸せになるために生まれてきたと思います。
◉コロナ禍でもたまたま自分は仕事も住む場所も失わずに生活していますが、
一歩何かが違えば自分も困窮せざるを得なくなった方々と同じ境遇になっていたと思います。
これからも活動を応援したいですし、日本の貧困問題について知りたい、学びたいと思います。
みなさまからの期待を受け止めつつ、
これからも「日本の貧困問題を社会的に解決する」というミッションを達成すべく、
活動に邁進していきます。応援よろしくお願いいたします。(加藤)