〈もやい〉では、コロナ禍で支援活動を続けていく中で様々な相談を受け、
新しい取り組みや要望などを行なってきました。
この間に行った主な事柄について、簡単ですがご報告します。
目次
オンラインセミナーはじめました
もやいの活動にボランティアとして参加をご検討されている方、貧困問題に関心のある方を対象に、月2回のセミナーを開催してまいりました。2020年4月より、新型コロナウイルスの感染拡大を受けてセミナーの開催を見合わせておりましたが、この度、7月よりオンライン(Zoom)でのセミナーを開催することといたしました。
セミナーでは、〈もやい〉の平時の活動および新型コロナウイルス感染拡大下での臨時相談体制を中心にご説明いたします。どなたでも無料でご参加いただけますので、〈もやい〉の活動にかかわってみたいという方はぜひお申込みいただければと思います。
https://www.npomoyai.or.jp/20200701/6714
<オンラインセミナーの申込方法>
セミナーにご参加されたい方は以下の手順で、参加のお申込みをしていただければと存じます。
1.Peatixのチケットページより参加のお申込みをいただきます。
2.〈もやい〉からセミナーで利用するZOOM(オンライン会議ツール)のリンクをご参加予定の方にお伝えいたします。
3.当日、リンクよりZoomのミーティングにご参加ください。
都庁からの追い出しに抗議しました
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて〈もやい〉では新宿ごはんプラスと共同で4月より毎週都庁前での食料配布と生活相談の活動を行ってきました。しかし、6月13日に突然都庁の総務局総務課警備係の職員が来て、大雨のなか歩道で活動を行うように言って、屋根のある都庁敷地内から追い出そうとしました。
その場で抗議をしてその日は都庁下で活動を続行しました。後日課長代理より注意はするが無理やり追い出すことはしないとの言葉を引き出す事はできましたが、今後も緊張感をもって活動を続けたいと思います。
なお、当日の様子を撮影した動画はこちらから見ることができます。
総務省への要望:ホームレス状態にいる人が10万円の給付を受け取れるよう要望を伝えてきました
本日、私たちNPO法人〈もやい〉は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて行われる1人10万円の給付金(特別定額給付金)を、ホームレス状態にいる人が確実に受け取るために必要な対策を講じるように総務省に要望書を提出してきました。
要望書全文はこちら:https://www.npomoyai.or.jp/20200610/6646
ホームレス状態にいる人は、仕事がなくなり収入が減少したり、炊き出しが中止になったことで新型コロナウイルスの影響を大きく受けています。にもかかわらず、住民登録を申請の前提条件とする現行の事業の運用の仕方は、そうした人びとを結果的に排除することになってしまっています。必要な人が誰でも給付金を活用できるように、事業の柔軟な運用を求めます。
東京都への要望署名:「新型コロナで住まい・居場所を失った人のために「オリンピック選手村」の一部を開放してください」を提出しました
NPO法人〈もやい〉は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、3/29(日)よりChange.orgにて、署名キャンペーン:「新型コロナで住まい・居場所を失った人のために「オリンピック選手村」の一部を開放してください」をスタートしました。
6月12日、こちらの署名ページにて集まった54,003筆(2020年6月12日10時時点、現在はクローズ)を東京都に提出してきました。
要望書の全文はこちら:https://www.change.org/muraoakero
都知事選候補者アンケートを実施しました
署名キャンペーンに関連し、都知事選の立候補者に対して、新型コロナで住まい・居場所を失った人のための「オリンピック選手村」の活用や、住まいのない生活困窮者への支援について、公開アンケートをおこないました。
アンケート項目は、
1.新型コロナで住まい・居場所を失った人のために、「オリンピック選手村」を活用し、緊急の宿泊先や滞在先として確保することについて
2.住まいのない生活困窮者への支援について、具体的にどのような施策を考えているのか教えてください。(自由記述)
としました。
6月26日を回答期限とし、山本太郎氏、小池ゆりこ氏、宇都宮けんじ氏の3名(返送していただいた順)から回答がありました。
各候補からの解答はこちら:https://www.npomoyai.or.jp/20200630/6708
(田中)