認定NPO法人 自立生活サポートセンター・もやい

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もやいブログ

2020.6.19

入居支援事業おもやいオンライン

緊急体制下での 入居支援事業

皆様、お元気でお過ごしでしょうか。
私がこの原稿を書いているのは4月27日。
この通信が皆様のお手元に届く6月の頃には、
新型コロナウイルスの感染が収束に向かっていることを願うばかりです。

入居支援事業の対応

〈もやい〉では3月27日に緊急理事会が開かれ、新型コロナウイルスへの当面の対応が決まりました。
保証人・緊急連絡先対応は、火曜日の面談は中止し、原則郵送での対応、
不動産事業については当面新規の引き受けを停止することになりました。
それから1か月間、私の担当する保証人と緊急連絡先対応では、
郵送に伴うお願いやお問い合わせのやりとりの日々を送りました。
「遠くて行けないのでかえって助かるわ」というお声をいただく反面、
郵送による更新をとても不安に思われたり、せっかく〈もやい〉訪問を
心づもりしてくださっていたのにできなくなり、がっかりされる方もいらっしゃいました。
こちらもボランティア・スタッフとともに行ってきた火曜面談が
いかに貴重な場だったのかを改めて実感する毎日でした。

交流事業スタッフの松下さんと更新書類を送る準備をしています

どうか早めに相談してください

いま懸念されるのは、就労で生計を立てていらっしゃる方のくらしが
今回の新型コロナウイルスの影響で危ういものになっていないかどうかということです。
実際、〈もやい〉が保証人を引き受けている方で、派遣会社に登録していたが、
1月からシフトがなくなり家賃が払えなくなったというご相談がありました。
家賃が払えなくなりそうだという方、特に〈もやい〉が保証人になっている場合には必ず、
相談してください。

住居確保給付金の要件が緩和されました

「住居確保給付金」という生活困窮をされた方に対する制度が以前からありましたが、
今回、支給要件が緩和され、年齢要件の撤廃、収入減も対象、就職活動要件の廃止などにより
以前より使いやすい制度になっております(支給期間は原則3か月、最長9か月まで延長可能)。
ただし、まだ行政のすみずみまで制度の周知が行き届かなかったり
スムーズにいかない場合もありえますので、お困りの場合はご相談ください。
前述の方は、最終的には生活保護により家賃を払うことができました。
多くの方は仕事がなくなると生活資金も困窮します。
最終的に頼りになるのは生活保護制度だと思います。
心配な方はどうかお早目にご相談ください。

最後に

火曜日に面談していた頃は贅沢な時間だったなと思いながら日々業務を続ける毎日です。
会員の皆様にはご不便とご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願いします。
皆様もどうか感染することなく、健やかにお過ごしくださいますようお願い申し上げます。(武笠)

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