認定NPO法人 自立生活サポートセンター・もやい

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もやいブログ

2019.9.18

入居支援事業おもやいオンライン

入居相談の研修を実施しました!

はじめに

7月23日、火曜相談後の18時半から、入居相談の初級研修を行いました。
10人のボランティアの方が参加され、スタッフは私、土田、澤田の3人が担当しました。
まず、研修の目的について、
入居相談のボランティアにぜひチャレンジしてほしいということ、
生活相談のボランティアを行うにあたっても
入居相談の知識や経験は役に立つことをお話しました。
次に、研修内容について、
「入居相談は何をやっているのかわかりにくい」という声があったことから、
主に入居相談の実際の手順について寸劇をする旨お伝えしました。

プチ寸劇開始!

スタッフの澤田さんが火曜面談スタッフ、土田さんが
相談者の丸山まるおさんという配役で寸劇が始まりました。
火曜相談の花形でもある更新手続き〈年に約250件〉について、
「まるおさんが更新拒絶を受けて困っている」という場面を想定して
シナリオを作りました。
特にモデルがあるわけではなく、
様々なケースを組み合わせてオリジナルケースを設定しました。
寸劇途中で私がストップを入れ、通常の更新のケースではどうなるのか、
どういうふうに進むのか、契約書のチェックはどこに気をつけるかなどの説明を挟みました。
更新拒絶のケースを選んだのは、日頃、会員さんと接していると、
家賃をきちんと払っていても、「今回は更新されないのではないか?」と
不安になる方も少なくないこと、更新拒絶されても、
「6ヶ月前予告」と「正当な理由」がなければ法定更新となり、
普通の賃貸借であれば契約が継続されるケースが多い(定期賃貸借だと別の考慮が必要)
ということを知識として知っていただきたかったからです。
近時、都市部では建て替えなどの大家さんの都合で明け渡しを
請求されるケースも少なくなく、その場合も慌てないで相談してほしい、
ひとつひとつ解決していけば怖いことはないというスタンスを共有する意味もありました。

緊急連絡先の面談のポイント

なお、緊急連絡先については、個人情報保護の誓約書を書いてもらう必要があること、
もやい結びの会員となることが前提となっているので
会費を納入して加入してもらう必要があること、の2点がポイントで、
そこから、手続きの流れが決まってくるということをお話しました。

住まい結びから報告

さらに、土田さんから、住まい結び事業の現在の報告
(15ヶ月で相談者が100人、うち成約が27件)と、
物件の問い合わせをするとき生活保護と言ったとたん断られることが多い、
近時保証会社が緊急連絡先を親族に限定する場合が多くなっている、
写真付きの身分証明書が必要なのに
まだ保有していない方がいらっしゃるという話がありました。

研修を終えて

1時間半弱の短い時間での研修でしたが、疲れてお腹も空いているなか、
みなさん熱心に耳を傾けてくれました。
十分に質問やご意見をいただく時間がなかったのですが、
もっと実践的なことを聞きたいというご意見もあり、今後に生かしたいと思います。
現在、連帯保証人をお引き受けしている方の数は507名、
緊急連絡先をお引き受けしている方の数は637名となっております。
火曜日は〈もやい〉との貴重な交流の場となっています。
これを機にぜひボランティアに参加していただければと思っております。
参加していただいた皆様、お疲れ様でした。(武笠)

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