認定NPO法人 自立生活サポートセンター・もやい

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もやいブログ

2019.6.21

広報・啓発事業

全国に広がった“もやい結び” ~貧困問題を「学ぶ・伝える」 レクチャーセミナー全18回終了報告~

これまでも折に触れてご報告してまいりましたが、
〈もやい〉では、2016年度から
「貧困問題を『学ぶ・伝える』レクチャーセミナー」を全国各地で開催してきました。
おかげさまで、3年で合計18か所での開催を無事終了することができました!

 貧困問題への正しい理解を広めるというだけでなく、
貧困問題についての研修や授業で講師を務められる人材を
全国に育成したいという思いで始めたレクチャーセミナー。
このセミナーにかかる交通費や宿泊費、
会場費、講師への謝礼、印刷費、文具購入費などは、
すべてジョンソン・エンド・ジョンソン社会貢献委員会から助成していただきました。

アンケート結果より

 本セミナーでは、セミナー開催数か月後に、
ご参加くださったみなさんに「フォローアップアンケート」をお願いして、
セミナーに参加したことで何か変化があったか、
セミナーで学んだことを周りの人にも広げたかなどをお尋ねしました。
2019年4月末までで、76名の方からご回答をいただきました。

 「本セミナーで体験したことをもとに、講座や勉強会などを開催しましたか?」
という質問に対しては、21名の方が、「開催した」「開催予定」とご回答くださいました。
 また、「本セミナー参加後、セミナーで学んだ内容を何人と共有しましたか?」
の質問に対し、みなさんが共有してくださった人数の合計は約850人でした。
会報誌やブログなどでご紹介くださったものも含めると、
約3500人の方になんらかのかたちで〈もやい〉による
セミナーの内容が伝わったという結果が出ました。

グループワークをつうじて、たくさんの企画が生み出されました

レクチャーセミナーの副産物

 貧困問題を伝えるためのレクチャーセミナーでしたが、
副産物として、私たち〈もやい〉スタッフが各地の活動を知り、
各団体のメンバーと親睦を深められたことがあります。
セミナー翌日に、その地域の支援団体をいくつも車で回って
見学させていただいたりということもありました。

 今後電話やメールなどで各地域から相談が来たときに、
安心してつなぐことができる人たちの顔を
実際に思い浮かべることができるのは、とても心強いことです。

和歌山での居場所づくりの活動拠点。各地域のすばらしい実践を知ることができました。


開催にあたりご尽力いただいた地元の団体と結束が深まりました。

 レクチャーセミナーのプロジェクトは
2018年度で終了しましたが、この間にできたご縁を大切にしつつ、
引き続き〈もやい〉から全国への発信を続けていきたいと思います。(加藤)

3年間の開催実績
① 2016年9月 茨城県日立市
② 2016年10月 愛媛県松山市
③ 2016年10月 青森県青森市
④ 2016年12月 三重県津市
⑤ 2017年1月 沖縄県浦添市
⑥ 2017年3月 広島県広島市
⑦ 2017年6月 静岡県浜松市
⑧ 2017年10月 高知県高知市
⑨ 2017年10月 滋賀県大津市
⑩ 2017年11月 山形県山形市
⑪ 2018年2月 群馬県前橋市
⑫ 2018年3月 島根県雲南市
⑬ 2018年9月 和歌山県和歌山市
⑭ 2018年9月 熊本県熊本市
⑮ 2018年10月 新潟県新潟市
⑯ 2018年11月 鹿児島県鹿児島市
⑰ 2019年2月 奈良県奈良市
⑱ 2019年3月 石川県金沢市

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