2018年7月1日、〈もやい〉「住まい結び事業」仲介第1号としてアパートに入居されたFさん(50 代女性・杉並区)の声を聞きました。
-Fさんが最初に相談に来られたのは春先でした。
Fさん「はい、4月10日です。通っていた作業所の職員さんが退職され、相談相手が周りにいなくなって……。
相続したけどすぐには処分できない土地があり、それでも生活保護が受けられるのか、とか解らなくて。相談に来たらものすごく親身になってくれて、それにちょうど不動産仲介を始めるところだってお聞きして、ずるずると(笑)。」
-アパートが決まるまでどんな2か月でしたか?
Fさん「気に入って、申込をしたけど断られる。その繰り返しになった時期があって、そのときは先が見えず辛かったです。そもそも内見できる物件が少なくて、できても『こんな物件にしか入れない………』と思う部屋も……。
自分の希望条件と折り合いがつくものに出会えるのだろうかと………。」
-アパート入居後に生活保護申請という流れでした。
Fさん「はい、自立に向けて多少の蓄えをしていたので……。まぁ、引っ越して最低限のものを揃えたら、もう…(笑)。
ただ、生活保護決定「前」という理由で保証会社に断られて、入居できなかったときはホントにがっかりしました。」
-〈もやい〉でアパートを探して良かったですか?
Fさん 「はい、1件がダメになったときでも、『次、ここはどう?』といっしょに伴走して探していただけたのは有り難かったです。アパートが決まるまでに、実は108件も問い合わせをしたって後でお聞きして、ほんと感謝のひと言です。」
- 最後に、今後のアパート生活についての抱負を
Fさん「体力が落ちているので、まずはその回復。〈もやい〉のサロンに顔見知りもできたし、コーヒー焙煎にもお誘いいただいているので、少しずつでも日常の世界を拡げていきたいなぁと思っています。」
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