『地域保健』2016年5月号のコーナー「ピープル」に稲葉剛のインタビューが掲載されました。
「人間として、住むところがあるのは当たり前のこと」
稲葉さんは、路上生活者やネットカフェ難民への支援を通じて、日本にはびこるハウジングプア(住まいの貧困)の現実を知り、低所得者への居住支援への居住支援をしながら住宅政策の転換を求める活動をしている。
稲葉:ホームレスの問題とネットカフェ難民の問題は、一見すると寝ている場所も違うし、年代も違うため、別々の問題として捉えられがちです。しかし、実際に相談を受けている立場からすると、両方とも「住むところがない」という点では同じです。そこで私はこうした住まいがない人たちの問題を「ハウジングプア」と名付けて、それをキーワードに活動してきました。