『東京新聞』2016年2月1日「こちら特報部」に、〈もやい〉が共同しておこなった「野宿者への襲撃の実態に関する調査」(2014年6月28日~7月14日)が引用されました。
下記、記事を一部引用します。
路上生活者(ホームレス)たちへの襲撃が、昨年末から東京都台東区の上野公園で続いている。現在まで負傷者はいない。だが、この種の襲撃は一九八〇年代から全国各地で連綿と続き、これまで二十人以上が亡くなっている。襲撃犯の大半は少年たちだ。上野公園では民間の支援団体が夜間の巡回を始めたが、有識者らは襲撃の防止には教育が重要だとして、行政側の連携を訴えている。
生活困窮者の支援に取り組むNPO法人「自立生活サポートセンター・もやい」などの民間団体は、二〇一四年六~七月に聞き取り調査をしている。
上野や新宿、渋谷などで暮らすホームレス三百四十七人のうち、過去に殴られたり、物を投げられたりした人が、全体の36.3%、百二十六人いた。襲撃者の大半が少年たちだった。