日経ソーシャルイニシアチブ大賞の国内部門ファイナリストに選出されました!
今年で第三回を迎える日経ソーシャルイニシアチブ大賞。さまざまな社会的課題を、ビジネスの手法を活用して解決を目指していく「ソーシャルビジネス」の発展と、一層の理解促進のために、さまざまな団体・企業を表彰する賞です。
日経ソーシャルイニシアチブ大賞 第3回ファイナリスト受賞結果
多くのNPO等が応募するなか、このたび、〈もやい〉も国内部門のファイナリストに選出されました。
〈もやい〉は2001年の設立以来、ホームレス状態の人のアパート入居の際の連帯保証人をのべ約2300世帯引き受けるなど、日本の貧困問題、ハウジングプア問題という社会的課題の解決のため、創意工夫のもと新しいモデルを創出し、事業を展開してきました。
この14年間で成し遂げたこと、できなかったことなどを総括する意味でも、今回の日経ソーシャルイニシアチブ大賞への応募は大きな意味を持ちました。
私たちの活動は「ソーシャルビジネス」と呼ぶには泥臭く、ビジネスの手法としては穴だらけの部分も多いでしょう。しかし一方で、ボランティア的な活動からスタートした〈もやい〉が、社会的責任を持ち、日本の貧困問題を社会的に解決するという大きな志を掲げ、公平・透明な事業運営を目指して取り組んできたこと、そして、それをこのような形で評価していただいたことは、非常に意義深いことです。
〈もやい〉の活動は、まだまだ継続性や事業性の面では課題を残しています。大きな宿題といってもいいでしょう。
私たちは、日本国内の貧困問題に取り組むNPOとして、その社会的意義や責任を自覚しながら、引き続き活動に邁進していきたいと思います。
残念ながら大賞受賞とはなりませんでしたが、ファイナリストに選出していただき、日経および関係者のみなさまに感謝いたします。そして、これもまた、〈もやい〉を支えてくださる多くのみなさまのご支援、ご協力の賜物と思います。
〈もやい〉は、みなさまのご支援なくして活動を成り立たせていくことができません。今後とも〈もやい〉を応援していただければ、こんなにうれしいことはありません。
特定非営利活動法人自立生活サポートセンター・もやい
理事長 大西連